リンクチェッカー
ビルド後の内部リンクを検証するリンクチェッカー。ビルド済みHTMLとMDXソースファイルを対象にします。
概要
zudo-docには、サイトビルド後に2種類の検証を行う組み込みリンクチェッカー(scripts/)が含まれています。
チェック内容
モード1: ビルド済みHTMLスキャン
dist/内のすべての.htmlファイルをスキャンし、内部<a href="...">リンクの各ターゲットがディスク上に存在するかを検証します。以下を処理します:
ベースパスの除去(例:
/→my- docs/ docs/ foo docs/foo)末尾スラッシュの解決(
docs/foo/→docs/)foo/ index. html 拡張子の解決(
docs/foo→docs/またはfoo/ index. html docs/)foo. html 解決前のクエリ文字列とフラグメントの除去
ファイルのディレクトリに対する相対リンクの解決
パフォーマンスのための解決済みパスのキャッシュ
スキップされるリンク(チェック対象外):
外部URL(
https:、/ / http:)/ / アンカーのみのリンク(
#section)mailto:、javascript:、data:、tel:URIバージョン付きドキュメントリンク(
/) — バージョンコンテンツが不完全な場合があるためv/ */
モード2: MDXソーススキャン
設定されたコンテンツディレクトリ内のすべての.mdxおよび.mdファイルをスキャンし、ベースパスをバイパスする絶対リンクを検出します。以下のようなリンクが対象です:
<!-- These are flagged — they bypass the base path -->
[guide](/docs/guides/foo)
<a href="/ja/docs/guides/foo">link</a>
<!-- These are fine — they use relative paths -->
[guide](./foo.mdx)
[guide](../other/bar.mdx)ベースパスが設定されている場合(例:/)、/や/で始まる絶対リンクはベースパスのプレフィックスが欠けているため壊れます。MDXソーススキャンは、これらが本番環境で壊れたリンクになる前に検出します。
フェンスドコードブロック内のリンクは無視されます。
画像チェッカー
zudo-docには、厳格なビルド後の画像・アセットチェッカー(zudo-doc check images)も含まれています。ビルド出力内のすべてのレンダリング済み.htmlファイルをスキャンし、次の要素と属性から提供されるローカル参照を検査します:
HTMLの
img[src]と、各img[srcset]候補HTMLの
source[src]と、各source[srcset]候補(<picture>内のsourceを含む)HTMLの
video[src]とvideo[poster]HTMLの
audio[src]、track[src]、input[type="image"][src]SVGの
image[href]とimage[xlink:href]
サイト絶対URL(/)と相対URL(.、.、images/)のどちらも、URLの規則に従って、そのURLを含むページを基準に解決します。設定されたbaseパスとページの<base href>を考慮します。クエリ文字列とフラグメントはファイル検索に影響しません。ビルド出力内のファイルに解決できる参照だけが有効です。ディレクトリや、出力外を指すシンボリックリンクは報告されます。
外部URL(http:やhttps:などスキームを持つURLを含む)、data: URL、プロトコル相対URL(/)、フラグメントのみの参照(#diagram)はスキップします。
ビルド時プラグインと厳格CLI
パッケージのビルド時img-src-checkプラグインはビルド後に実行され、既存のonBrokenMarkdownLinks設定を使用します。デフォルトはwarnで、壊れたローカル参照を報告しますがビルドは失敗させません。errorではビルドが失敗し、ignoreではこのスキャンを無効にします。この設定は壊れたMarkdownリンクも制御するため、画像チェック自体を独立した厳格ゲートにしたい場合は、次のCLIを使用します。
厳格CLIは、アローリスト後も壊れたローカル参照が残っている場合に終了コードが0以外になります:
pnpm build && pnpm check:imagesオプションは次のとおりです:
--dist <dir>— ビルド出力ディレクトリ(デフォルト:dist)--base <path>— 公開URLのベース(デフォルト:/)--allowlist <file>— 壊れた参照の完全一致による例外--help— 現在のコマンドヘルプを表示
例えば、/配下で公開するサイトは、ベースを明示できます:
pnpm check:images -- --dist dist --base /docs/ --allowlist=.check-images-allowlistアローリストには、ビルド出力からの相対パスである<page>と元のURL値である<url>を組み合わせた、正確な<page>:<url>キーを1行に1つ記述します。空行と#で始まる行は無視されます:
# A generated page still points at an intentionally absent asset
docs/generated/index.html:/images/legacy.png例外は狭く保ち、元のアセットが修正されたら各行を削除してください。生成プロジェクトでは、ローカルアセットの壊れた参照が公開されないよう、ビルド(およびリンクチェック)の後に厳格チェックをCIへ追加することを推奨します:
- name: Build site
run: pnpm build
- name: Check images
run: pnpm run check:imagesリンクチェッカーの実行
単独実行
まずサイトをビルドし、チェッカーを実行します:
pnpm build && pnpm check:links失敗対象カテゴリのフラグ
デフォルトでは、問題が見つかってもチェッカーは終了コード0で終了します。コマンドを失敗させるカテゴリは、--strict-broken、--strict-absolute、--strict-trailingで明示的に選択します。b4pushとCIのワークフローでは、末尾スラッシュの指摘を情報扱いのままにし、リンク切れとMDX内の絶対リンクを失敗対象にしています:
pnpm check:links -- --strict-broken --strict-absolute --allowlist=.check-links-allowlist現在のCLIオプションはpnpm check:links -- --helpで確認できます。
アローリスト
--allowlist=PATHは、厳格モードの失敗カウントから正確な<file>:<line>:<href>のエントリを除外します。ソース側で修正できない問題向けです。例えば、JAページが意図的にEN専用の姉妹ページにリンクしている場合や、対応するMDXファイルが存在しないランタイム生成ルートを指す絶対hrefなどです。リポジトリには実際のアローリストが.check-links-allowlistとして同梱されています:1行につき1つの<file>:<line>:<href>エントリで、#コメントと空行は無視されます。各エントリは出力されるレポートと完全一致する必要があります — リポジトリルートからの相対ファイルパス、1始まりの行番号、ソースまたはビルド済みHTMLに現れたとおりのhrefです。根本原因が修正されたら、そのエントリを削除してください。そうすることで、厳格ゲートが同種の回帰を今後検出できるようになります。
b4pushの一部として
リンクチェッカーはプッシュ前検証(pnpm b4push)の34ステップ中ステップ30で実行されます。その直後のステップ31で厳格な画像チェッカーが実行され、HTML検証に進みます:
28. Build
29. Content-fallback check
30. **Link check**
31. **Image check**
32. HTML validation
33. Preview smoke
34. Manual smokeb4pushのステップ一覧の正式・権威的な定義はscripts/の冒頭コメントにあります。このスクリプトを、34ステップ全体の唯一の信頼できる情報源として扱ってください。
CI内での実行
リンクチェッカーはPRチェックワークフロー(pr-checks.yml)のbuild-siteジョブで、pnpm buildの直後に実行されます。厳格な画像チェッカーはリンクチェッカーの直後に実行されます。本番およびプレビューのデプロイワークフローでも、ビルド出力をアーカイブする前に同じ画像ゲートを実行します。
出力
問題がない場合:
Checking links (base: /my-docs/)...
✓ No broken links or absolute path issues found問題がある場合:
Checking links (base: /my-docs/)...
=== Broken Links in Built HTML ===
dist/docs/page/index.html:42 /my-docs/docs/missing-page
=== Absolute Links Bypassing Base Path (MDX Source) ===
src/content/docs/guides/test.mdx:15 /docs/guides/foo
✗ Found 1 broken link and 1 absolute path warning 各エントリはファイルパス、行番号、問題のあるhrefを表示します。
設定
リンクチェッカーは解決済みの設定(zfb.config.tsでzudoDoc({...})に渡すフィールド)から設定を読み取ります:
base— サイトのベースパス。リンク解決時のプレフィックス除去に使用docsDir— MDXソーススキャンのプライマリコンテンツディレクトリlocales— ロケール設定。dirフィールドでMDXソーススキャンの追加コンテンツディレクトリを指定(例:locales:){ ja: { dir: "src/ content/ docs- ja" } }